沖縄そばお取り寄せ・通販サイト「ぐくる」は、沖縄そば屋さんの美味しい沖縄そばを全国にお届けします
沖縄そば通販・お取り寄せサイト「ぐくる」
2022.07.27

【掲載店インタビュー】首里「きんそば」が紡ぐ感謝の心

沖縄そば通販・お取り寄せサイト「ぐくる」には “沖縄そば屋さんの美味しい沖縄そばを全国に届けたい”という想いがあります。そんなの想いに賛同いただいた掲載店舗さんのことをもっと知ってもらいたくぐくる掲載店インタビュー企画が始まりました!

第一弾は那覇市首里にある「きんそば」へ。お店の成り立ちや沖縄そばへの想いを店主の金城さんにうかがってきました。

お店で食べて欲しいイチオシメニューは?

ぐくる:
まずは「きんそば」に来たらコレを食べて欲しい!というオススメメニューを教えて下さい。

金城さん:
店名から名前を取った“きんそば”がオススメですね。三枚肉、軟骨ソーキ、ゆしどうふの3種類が全部入りなので、初めて訪れたお客さまには「どの味が自分の好みか」を知ってもらえるのでオススメしています。食べごたえがありますよ。

商品写真 きんそば

ぐくる:
見た目のインパクトもさることながら味でも定評のある“大きな三枚肉そば”は人気のメニューだと思いますが、“きんそば”はお店でしか食べられませんからね。他にもオススメはありますか?

金城さん:
ドリンクメニューのバタフライピー・ティーですね。三枚肉や軟骨ソーキなどを食べた後に飲むとさっぱりするのではオススメですよ。テイクアウトもやっています。

商品写真 バタフライピー・ティー

「きんそば」誕生のきっかけと店名の由来

店主 金城さん

店主の金城さん夫妻が「きんそば」を初めたのは令和元年。以前は東京・原宿で美容師をやっていたそうで、丁寧な口調や清潔感のある雰囲気はおしゃれの最先端である原宿で活躍していた頃の片鱗が垣間見えます。金城さんがどんな想いで沖縄に戻って「きんそば」を開くことになったのでしょうか。

ぐくる:
お店を開くきっかけになった出来事を教えて下さい。

金城さん:
原宿で15年ほど美容師をしていたんですが、きっかけは東日本大震災があったことですね。震災後に商品棚から食品が無くなったことがあった時、たった1つのおにぎりやパンすら買うことができないという状況を見て「食(しょく)って大事だな」と感じました。その当時子どもが生まれたこともあったので、沖縄に戻って食に関する仕事をしようと考えました。

ぐくる:
「きんそば」という店名にはどんな由来があるのですか?

金城さん:
私の名字が金城なので。“金城夫妻がやっている沖縄そば屋”というのを子どもにも覚えてもらえるような名前にしたかったからですね。

沖縄で「きんそば」を開くまで

店内写真

ぐくる:
沖縄に戻ってからお店を開くまでにはどのような準備をしましたか?

金城さん:
沖縄に戻ってからは5年ほど沖縄そばのお店で修行をしました。それから飲食店を立ち上げるにあたっての開店のための資金は公庫からお金を借りました。また食材の仕入れ先を修行先のお店と取り引きのあった業者にお願いしたり、新規で仕入れ業者を開拓したりするのが大変でしたね。

ぐくる:
めでたく開店してからはどのようなことに気をつけて営業してますか?

金城さん:
飲食店は味を作るだけで終わりじゃありません。食材の温度や質の管理、店内や厨房は意識してキレイにしています。もし、訪れたお店の厨房が汚れているのを見かけてしまったら美味しく食べられないですからね。衛生面への意識は美容師の経験が活きていますよ。

開店から半年、訪れた苦難

店主 金城さん

2019年6月にお店をオープンしてから半年後、世界中に新型コロナウィルスがまん延し、当然飲食店である「きんそば」にもコロナ禍の波がおとずれました。その時、金城さん夫妻は…。

金城さん:
コロナウィルスの影響は当然ありました。しかも営業時間や業種的に補助金は対象外。どうしようかすごく悩みましたが、何のためにお店を開いたのかを思い返し、コロナ禍で辛い想いを抱えている人、子どもの学校が休校だけど食事を作る時間がないお母さん、みんなが困っているときだからこそ安心できるお店で温かい食事ができたらホッとするんじゃないか?そんな考えに至り、お店の営業を続けました。

金銭面はマイナスだったけど、その時に頑張ってお店を開けていたおかげか、その時期に来てくれたお客さまは今でも寄ってくれています。

店主が抱く沖縄そばへの想い

店主 金城さん

ぐくる:
コロナに負けずに実直に営業してきたからこそ、そういった想いがお客さまに伝わっているのかも知れませんね!今、抱いている沖縄そばへの想いを聞かせていただけますか?

金城さん:
お店はまだ4年ほどですが、ここまで来れたのは取引先をはじめ出会った多くの人との縁があったからだなと。人との付き合い方や信頼関係が大切だという気持ちは美容師の仕事と同じだと思っています。

沖縄そばについて想うことは、材料費の高騰が続いていたり、上品な味付けで高値の沖縄そばを提供するお店が出てきたりしていますが、適正な価格でもっと気軽に安心して食べてもらえる昔ながらの沖縄そばを提供し続けられたらと思っています。沖縄そばは県民食なので。

ぐくる:
最後に今後の展望などをお聞かせいただけますか?

金城さん:
多くの沖縄そば店がある中でお客さまに選んでいただけるお店のひとつにはなっていきたいです。ただ、他の沖縄そばのお店や関わる業者を含めて業界全体で盛り上がっていきたいですね。コロナ禍で取引先や業者も潰れているところも少なくない中、自分のお店だけが儲かってもしょうがないので。
自分のお店だけが儲かるのではなくて、相乗効果でみんなが一緒に盛り上がっていけるといいなと思っています。

取材後記

店主 金城さん

お話を聞いている間に何度も金城さんが口にした“何事も感謝”という言葉がとても印象に残りました。

コロナ禍の中、頑張ってお店を開けていた甲斐もあって、ぐくるの通販も好調でお店もテレビで取り上げられるほど上り調子の「きんそば」ですが、終始謙虚に美味しい沖縄そばを食べてもらいたい、業界全体が一緒に盛り上がっていきたいという真摯な気持ちを語ってくれました。こういった姿勢が美味しい沖縄そばを生み出しているのかも知れません。

「きんそば」の味に興味を持った方は、ぜひぐくるで購入してお家で味わってみてください。店舗に直接行ける方はインタビューに出てきた“きんそば”やバタフライピー・ティをぜひ試してみてくださいね!

ライター:まるいくにお
東京出身。2017年よりライター活動を開始。2018年より沖縄に拠点を移してからは、観光・IT・マーケティングなどさまざまな分野のライティングを経験。現在は那覇市松山で本が読めるバー「ブックパブいちほし」を運営。Webディレクタ・ライター・店長の3つの顔を持つ。
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