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2022.03.30

ご先祖たちとお墓でピクニック!?沖縄の欠かせない年中行事の清明祭とは?

「沖縄の人はお墓でピクニックする」という話は聞いたことありますか?ときどきテレビなどで沖縄の風習として紹介されますが、いったいどんな行事なのでしょう?

これは清明祭(シーミー)と呼ばれる沖縄の年中行事のことで、実際にお墓の前に親族が集まって食事や談笑するなどして楽しく過ごす行事なのです。

お墓に集まってピクニックという本土の人はあまり知らない不思議な風習の清明祭について解説していきましょう。

清明祭(シーミー)ってどんな行事?

清明祭は年に一度親族や縁者がお墓に集まって「いつも見守っていただきありがとうございます」、「こんなに子孫が増えました」といった報告をご先祖様にするとともに、集まったみんなで三線を奏でたりお酒を飲んだり食事をしたりといった宴を半日ほど楽しむイベントです。

本土で考えられているお墓参りとは違い、近親者とご先祖様が一緒になって子孫反映をお祝いするといった趣旨の行事になのです。

中国では紀元前から行われていたとされる風習ですが、沖縄に伝わったのは1700年代ごろ、主に琉球国王を祀るため始まったとされています。

その後、庶民に広まったのは明治以降といわれている沖縄の伝統行事の中では比較的新しい文化で、琉球王朝の行事であったため首里を中心に浸透していったので北部や離島などでは行われないこともあるそうです。

清明祭(シーミー)はいつ行われるの?

沖縄で咲く花

清明祭が行われる時期は毎年違います。沖縄といえば旧暦文化が強いのですが、清明祭の周期はそれとも違い「二十四節気(にじゅうしせっき)」と呼ばれる暦のようなものに基づいた区分の清明にあたる時期に執り行われています。

二十四節気とは1年を24の区分に分けたもので、馴染み深いのは冬至、春分、夏至、秋分などの季節の節目をあらわす区切りでしょう。旧暦文化が強い中華圏や沖縄などでは太陰暦と季節のズレを調整するために用いられるのが一般的です。

二十四節気の中での清明は春分の日から15日目に設定されていて、日付は毎年違い2022年は4月5日(火)がその日にあたります。

清明祭(シーミー)で行われる行事とは

お墓参りに行く年配の女性

清明祭にはお墓の前で宴を行うだけではなく、いくつか決まった行事も行うのでご紹介していきましょう。

清明祭の準備には御三味(うさんみ)と呼ばれる重箱料理が必要になります。御三味はお餅とおかずのお重を2セット計4段のお重を用意、お餅もおかずもそれぞれ奇数個並べていきます。

おかず重にはかまぼこ、昆布、かまぼこ、豚の三枚肉の煮つけなどをそれぞれ奇数個並べます。御三味はご先祖様にお供えするとともに参列者も一緒に食べるので、近年では揚げ物やフライドチキンなど現代の食生活に合わせたおかずを入れる家庭も増えてきています

清明祭当日、まずは墓前に御三味とお酒、線香を供えてお墓の神様を拝みます。はじめにお墓の神様へ向けたシルカビと呼ばれる白い半紙を燃やしてお酒をかけて祀り、ご先祖様にはウチカビと呼ばれる黄色い紙を燃やして参列者が順に拝んでいきます。

お重を並べ方、箸の向きなどさらに細かな決まりごとは今回は割愛しますが、ともかく集まった人たちがご先祖様を拝んだ後は、ご先祖様用と一緒に食事をいただき、半日近い宴会をするといった流れになります。

ウチカビ燃やしてお金持ち!

沖縄では「ウチカビ燃やすから沖縄のご先祖様はお金持ちさぁ」といったことを言う方がいます。

前述した黄色い紙のウチカビは、沖縄のお墓参りに用いられるご先祖様向けのお供え物で、清明祭や旧盆の時期に県内のスーパーなどで売られています。

約20枚の黄色い紙の束でおよそ100円、これを墓前で燃やしてご先祖様に届けるとされていますが、ウチカビのあの世でのレートは1枚あたり50万円ほどと言われ、20枚なら1,000万円ほどになるのだとか。

少なくとも年2回(清明祭と旧盆)、さらに参列者が多いほどたくさんのウチカビが燃やされるので、沖縄のご先祖様はたいそう裕福な暮らしをしているに違いない、と沖縄では冗談まじりに話されています。

まとめ

「お墓でピクニック」は比喩や誇張ではなく、沖縄では大事にされている行事でしたね。

都会では核家族化と言われて久しく、お墓参りに行くことも減ってしまった家庭も少なくありませんが、沖縄では旧正月や旧盆など親族一同が集まる機会が多く、若者たちも例外ではなく「顔見せないとおばぁが怖いから」と言って大事な行事には無理を押してでも参加する姿には少しほっこりします。

親族に会う機会が減ってしまっている昨今ですが、今年あたりは親族で集まってみてはいかがでしょうか。

ライター:まるいくにお
東京出身。2017年よりライター活動を開始。2018年より沖縄に拠点を移してからは、観光・IT・マーケティングなどさまざまな分野のライティングを経験。現在は那覇市松山で本が読めるバー「ブックパブいちほし」を運営。Webディレクタ・ライター・店長の3つの顔を持つ。
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